ある日の夕方の出来事。
なんでこんなことで・・・
ただ、床に置いてあったかばんの中から携帯を取ろうとしただけなのに。
しゃがんで取ったと同時に右腰辺りがピリッ!と痛みが走りました。
ぎっくり腰ではないけど、ちょっと軽くひねった感じ。
「まずいな・・・」
少し座ってみるものの、どんどん嫌な予感がしてくる。
そっと立ち上がってみると・・・
「痛っ!!!」
痛みが増してる。最悪だ・・・
そっと動いて二階のタンスに向かう。
確か夫が以前腰を痛めた時に使ったサポーターがあったはず。
階段を一歩一歩慎重に時間をかけて到着。
あった。急いで腰に巻いてみる。支えが出来るだけでずいぶん楽だ。
慎重に慎重に階段を下り、また座って考える。
そう言えば、風呂洗ってなかったな・・・
お米も洗わなきゃ・・・
洗濯物たたんでないな・・・
はあー、トイレも行きたいし・・・
もうすぐ仕事から帰宅する夫を待ちながら、気持ちもだんだん落ちて来る。
帰宅した夫に伝え、とりあえず頼めることは全てお願いしてその日は早めの就寝。
翌日、残念ながら痛みは変わらず。
朝一で整形外科に行くことにしました。
レントゲンの結果は全く異状なし。
足を左右上げ下げしたり、前屈後屈してみたり、横になり腰回りを押さえられたり、あれこれ検査されたところ、
腰よりも股関節を痛めてる様子。
翌日MRIを撮ってみましょうとのこと。
その日は痛み止めの点滴と飲み薬を処方され終わりました。
点滴と薬のおかげでずいぶん痛みがやわらいだものの、翌日になると別の場所が痛くなってきました。患部をかばうせいか他に影響が出て来てしまったよう。
病院でのMRIは15分。ヘッドフォンをつけられ狭い空間に入って行く。
ガンガン、ゴトゴト、大きな音の合間にヘッドフォンからオルゴールの優しい音楽が流れて来る不思議な時間。
いつの間にか夢の中にいるような感覚になりました。眠い・・・
あっという間に終わり、検査結果はまたまた異状なし。
先生「とてもキレイな骨で状態も良く、全く問題ありません」
私「じゃあ、この痛みはなんでしょう?」
先生「50代にもなると色んなところが痛くなるものです。自然なことですよ」
私「・・・」
先生「しばらく薬を飲んでそれでも治らなかったらリハビリしましょう」
その日も点滴をしながら、なんとなくモヤモヤする。
周りには同じように点滴をしてるおじいさん、おばあさん。
年齢からくる衰えということなんだろうか。
なんだか落ち込む。
いや、落ち込んでてもしょうがない。帰りにコンビニ寄って甘いもの買って帰ろうっと!
現在少しずつですが、痛みが和らぎつつあります。
近いうちに整体にでも行ってみようかな・・・
何気ない動作でも気を付けなくてはいけない年頃なんだと思い知らされた痛い出来事でした。